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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2021.09.17

5周年を迎えた「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館友の会」(丸博友の会)事務局長
原 俊一さん
東海岸北在住 73歳

集めた資料、通称「原図書館」

 ○…「いろんなことに関心がありすぎて、自分でも困っている」。八の字の眉と目じりの皺に、たっぷりの愛嬌が宿る。茅ヶ崎の歴史や文化を学び合う「丸博友の会」の事務局長を務めて5年。収集してきた地元に関する資料は、仲間に「原図書館」と呼ばれるほどの分量だ。コロナ下で活動が制限される中、資料を基にレポートをメール配信。現在は10月に行う同会5周年記念講演会の準備に奔走する。

 ○…元から歴史好きではあったが、同会に関わり出したのは「自転車好き」が高じたため。市内ツーリングを企画するためには、地元の歴史を学ぶ必要があったのだ。その自転車は、50代で悪化した股関節のリハビリを目的に乗り始めた。ママチャリからクロスバイク、ロードバイクと変遷し、現在はミニベロと呼ばれる小型自転車が愛車。リハビリが奏功し、今でこそ自在に歩けるが、一時は杖をつく「交通弱者」だった。その経験から、自転車ルールの啓蒙活動に余念がない。

 ○…本村の農家の家に生まれる。幼い頃に父を亡くし、男手が少ないことから稲刈りや脱穀といった仕事を手伝ってきた。「米粒ひとつ落としても叱られた」という教育は、一つのことに集中したり、資料を大切にしたりするその後の人生観につながる。しかしながら農家の必須条件「早起き」だけはどうしても克服できず、選んだのはサラリーマンの道だった。

 ○…旧家を巡り、捨てられないうちに資料を集めて回る。「これからは資料を基に、発信していくことにも力を入れていきたい」。世に問うことによって、新たな事実発見の呼び水としたい考えだ。そのすべては「知りたい」という情熱が駆動する。再び眉じりと目じりを下げて言う。「関心がありすぎて困る」

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