自民党総裁選挙が9月29日、都内で開催された。神奈川15区(茅ヶ崎市、平塚市、中郡)選出の河野太郎衆議院議員は、決選投票まで進んだものの岸田文雄氏に敗れ、地元初の総理大臣誕生とはならなかった。
当日は平塚青年会議所と同シニア会有志が「パブリックビューイング」を企画。会場となった平塚市内のホテルには、同団体の会員ら約30人が集まった。
党員票の割合が多く、当初は「河野氏優勢」が伝えられていた第1回投票で1票差で岸田氏に上回られると、集まった支援者や報道陣からどよめきが起こった。その後の決選投票では、170票対257票で岸田氏の後塵を拝した。
「ぜひ再挑戦を」
支援者からは「河野さんは思いが強く、良いアイデアもある。仲間を集め今後につなげてほしい」など、さっそく再起を望む声が聞かれた。
市内松浪で写真館を営む相澤實さん(77)もそうした1人。河野氏が初めて衆院選出馬を決めた1996年から選挙事務所や主催のパーティーなどに足を運んでは、その姿を撮ってきた。
洋画家・國領經郎の企画展が茅ヶ崎市美術館で開催され、相澤さんが撮影した肖像写真が展示された際には、河野氏が会場を訪れるなど今も交流が続いているという。
総裁選挑戦のニュースを聞いた相澤さんは「総理大臣になったら河野さんの写真を市内で展示したい」と、これまで撮りためてきた写真の整理を続けてきた。
結果を受けて「残念だがまだまだ若く、今後もチャンスがある。それまで力を蓄えてほしい」と話す。河野氏の写真は、自身の店のギャラリーで展示する予定という。
河野氏「支持に感謝」
本紙の取材に対して河野氏は「このたびの私の自由民主党総裁選への出馬にあたり、地元の皆様から絶大なご支持、ご支援を頂戴し、誠にありがとうございます。『政治は国民のもの』を心に刻み、次を目指してさらに精進して参ります」とコメントした。
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