交通安全功労者として茅ヶ崎警察署から表彰された(一財)茅ヶ崎地区交通安全協会会長 佐藤 たゑ子さん 茅ヶ崎在住 70歳
正義感と行動力で切り拓く
○…先日、長年の交通安全への協力から茅ケ崎警察署で表彰を受けた。29歳で(一財)茅ヶ崎地区交通安全協会に入会して以降、長きにわたり事務局長、4年前から会長を務める。茅ヶ崎・寒川で各シーズン行われる交通安全運動や地域行事の交通誘導、小学校での講習会、1月は箱根駅伝の誘導も控える。「至る所で市・町民のために活動してくださっているボランティアのおかげで安全が保たれている。彼らを支えたい」と話す。
○…協会の活動を通じて接する全国各地での交通事故の知らせに胸を痛めてきた。「事故は起こされた方だけでなく、起こした人も苦しむ」と訴える。特に茅ヶ崎市内では自転車の事故が多いことから「自転車も時には凶器になることを分かってほしい。道では互いがいがみ合うのではなく、相手への思いやりを持ってほしい」と願う。
○…出身は広島県竹原市。「幼い頃は女の子だけどわんぱくなタイプ。でも弱い者いじめは見過ごせなかった」。小学校では「男子が女子を泣かせると私の出番。正義感に駆られて反撃して泣かせていた」と振り返る。3姉妹の末っ子だが「姉からは『一番お姉さんらしい』と言われる」と、正義感とリーダーシップは生まれつきの様子。「興味のあることは何でも挑戦しなさい」という母の教えのもと、音楽や絵画、写真など様々な挑戦をしてきた。
○…45年前、結婚を機に茅ヶ崎へ。油絵は海外の展覧会に出展したこともある腕前で、「取材旅行」として世界各国を跳び回ってきた。「英語は日常会話程度。流れでなんとかなる」と持ち前の行動力を発揮。今はコロナで海外に行けない分、協会での活動に力を注ぐ。「茅ヶ崎がより安全になるよう動いていきたい」と話した。
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