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茅ヶ崎版 公開:2021年12月10日 エリアトップへ

茅ヶ崎ブラックキャップス 新たな部活動の在り方探る 経産省の実証事業に認定

スポーツ

公開:2021年12月10日

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真剣に練習中の部員たち(提供/茅ヶ崎ブラックキャップス)
真剣に練習中の部員たち(提供/茅ヶ崎ブラックキャップス)

 茅ヶ崎を中心に活動する、中学硬式野球チーム「茅ヶ崎ブラックキャップス=以下茅ヶ崎BC(阪口泰佑監督/日本ポニーベースボール協会所属)」がこのほど、経済産業省の2021年度「未来の教室」実証事業(「地域×スポーツクラブ産業研究会」第1次提言の実現に関するテーマ)に認定された。

 学校教育の一環として行われている「運動部活動」。しかし近年は、人数が足りずに成立しないケースや教員の負担等の課題に悩まされる学校も多かった。

 「未来の教室」は、このような課題と向き合い、時代の変化に合わせた新しい教育の形を構築することを目的に、2018年度から経産省が全国でスタートさせた。

 茅ヶ崎BCを運営する一般社団法人ブラックキャップスは、市や文教大学、地元企業の株式会社ハヤシ(林正洋代表取締役社長)等の協力を得て、「茅ヶ崎市健康文化スポーツクラブコンソーシアム」という組織を設立。産官学民協働で地域スポーツクラブによる新たな部活動の在り方や、地域貢献、収益確保をモデル化する道を探る。

大切なのは多様な選択肢

 「部活動の転換期にある。日本スポーツ界にとってもチャレンジです」。そう話すのは、茅ヶ崎BCを今春立ち上げた竹下雄真さん(42・茅ヶ崎市在住)だ。

 きっかけの一つは、地元中学で野球部の人数が足りず、チームとして成り立たないことにあった。「環境が整っていないと失われる才能は多い。1番の被害者は子どもたちになってしまう」

 そこで、竹下さんが代表を務めるパーソナルトレーニングジム「デポルターレクラブ(東京)」の実績を生かし、チーム運営に野球・トレーニング・栄養など各方面のプロフェッショナルを揃え、子どもたちが学び、成長する環境を整えた。

 「解決すべき課題もある」と竹下さん。例えば、経済的な理由で入団できない子どもや活動資金。助成金の活用や販売価格に募金額を加えた特別価格のオリジナルキャップを販売する等、試行錯誤を続けている。

 竹下さんは「大切なのは、子どもたちに多様な選択肢を用意すること。スポーツ界を変えられるような価値を創造し、茅ヶ崎から発信していきたい」と力を込めた。

12月18日に練習体験会

 普段練習を行う文教大学湘南キャンパスのグラウンドで12月18日(土)、市内在住・在学の小学6年生対象の「練習体験会&スプリント教室」が開催される。「野球が好きで、専門的な指導に興味がある方はぜひお越し下さい」と竹下さん。詳細はHP「茅ヶ崎ブラックキャップス」で検索を。

スプリント指導の様子
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