アロハマーケットが復活
14・15日　ステージなど多彩

(上)ステージで披露されるフラダンス（下）多くの人たちでごった返した会場＝写真は前回開催された２０１９年

　新型コロナの影響で２年連続で中止となっていた「茅ヶ崎アロハマーケット」が５月14日（土）・15日（日）、３年ぶりに開催される。茅ヶ崎アロハ実行委員会が主催。会場は茅ヶ崎公園野球場（中海岸３の３の11）周辺で、時間は両日とも午前10時から午後５時。入場無料。市内の大規模イベントの復活は、地域を盛り上げる明るい話題となりそうだ。

　同イベントはホノルル市・郡との姉妹都市交流推進事業として行われていた恒例行事で、「『窓を開け、風を感じる』、環境にやさしい街」をコンセプトに、茅ヶ崎ブランドとハワイ関連物産などを紹介してきた。

　ステージイベント、ハワイアンフードやグッズなどを扱うブースが軒を連ね、例年約５万人が来場するなどにぎわいを見せていたが、新型コロナの影響を受けて「市民の健康と安全面を考慮して」２０２０年から２年連続で中止となっていた。

　実行委員会では、感染状況も見ながら昨年の秋ごろから開催の可否について、慎重に準備を進めてきた。

　そうした中、神奈川県が示す感染対策のガイドラインの改訂に加え、感染状況も減少傾向にあったことから実行委員会は開催を決定した。

　アロハマーケット実行委員長の石井政輝さんは「メンバーの間には茅ヶ崎を代表するイベントを継続したい、という強い決意があった。どうすれば開催できるのか、それだけをずっと考えてきた」と振り返る。

ゆるキャライベントも

　コロナ対策として、ブースなどを空間に余裕を持たせて配置する方針。フードやハワイアングッズなどの物販については、60店舗以上の出店が決まるなど、これまでと同等の規模で臨めるとしている。

　会場ではフラダンスやタヒチアングループが多数出演するライブステージのほか、ハワイにちなんだワークショップも豊富。ふるさと納税の返礼品の展示や、今年10周年を迎えた「えぼし麻呂」をはじめゆるキャラが集結するイベントなどが予定されている。ただし、会場には駐車場がないため、公共交通機関での来場を呼び掛けている。

　開催に際し石井さんは「ハワイには行けなくても、イベントを通じて茅ヶ崎でハワイを感じてもらえれば」と話す。

７・８日はプレイベント

　今週末の５月７日（土）・８日（日）にはラスカ茅ヶ崎の屋上スペースを会場にプレイベントが開催される。時間は午前11時から午後３時30分まで。観覧無料。雨天の場合は中止となる。

　当日はフラダンスやハワイアンバンドなど合わせて10組が出演。アロハマーケット本番を前に、ムードを盛り上げる。