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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2022.06.10

連載 Vol.7 文教大学 笠岡 誠一 教授
腸活ボーイ®

  • 参考書籍:車浮世『江戸っ子の食養生』(ワニブックス)より

今月のテーマ「江戸時代の腸活」



 腸内細菌を元気にする難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)を摂取するには、お米がオススメです。なんと言っても日本の主食です。お茶碗1杯50円ほどで食べられます。



 食べ方の注意点が1つあります。食べる前に「冷ます」ことです。レジスタントスターチが増えるからです。その事を江戸時代の人達は理解していました。米を炊くのは1日1度朝だけです。昼はおにぎりとして職場に持っていき、夜はお茶漬けで食べていました。



 火事が頻発する江戸では、大工や左官などの職人が1日中忙しく働いていました。短時間で立ち食いできる寿司屋もありました。おにぎりにネタを載せたようなものです。もちろんシャリは冷めています。そうやって1日5合もの米を食べていたのです。生活習慣病という言葉はありませんでした。



 熱々ホカホカも美味しいですが、少し冷まして食べてください。腸内細菌も喜ぶはずです。

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