茅ヶ崎市文化資料館 博物館開館ものがたり -連載vol.4-
新しい博物館の展示コンセプト
茅ヶ崎市では、「茅ヶ崎市文化資料館」を移転し、新しい博物館として開館する準備を進めています。今回は、新しい博物館の展示コンセプトを紹介します。
新しい博物館の展示は、「大地と人の物語」という全体のテーマをもっています。市内には、海岸・砂丘・川・低地・丘陵という多様な地形があり、その大地を舞台に人々の暮らしが営まれてきました。そこで、その5つの地形をもとに17の展示テーマを設け、茅ヶ崎の自然や歴史、文化を、わかりやすく紹介することにしました。
さらに、展示テーマを定期的に入れ替えることで、訪れるたびに新しい発見ができる博物館にしたいと考えています。
また、新しい博物館が扱う資料の分野は、自然や考古、歴史、民俗と多岐にわたります。それらの分野を別々に展示するのではなく、たとえば、えぼし岩の展示の場合、「えぼし岩にはどんな生きものが生息・生育しているのか」という自然分野の視点、「茅ヶ崎に暮らす人々はえぼし岩をどう捉えてきたのか」という民俗、歴史分野の視点で見ることもできるよう工夫しています。
皆さんも、普段暮らしている茅ヶ崎の奥深い一面を、新しい博物館に探しに来てみませんか?
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