連載「広げよう心のバリアフリー」【9】 妻が妊娠して初めて気がついたこと
僕は今まで、お腹の大きい女性を見たら席を譲ったり、荷物を運んだりしてきたので、妊婦さんを労わっていると自負していました。ところが、今回自分の妻が妊娠して、初めて知ったことがたくさんありました。
妊娠初期のころは見た目だけではわからず、家族にしか妊娠していることを言わないこともあります。しかし、つわりがひどかったり、流産の可能性が高いのは、その見た目だけではわからない妊娠初期のころが多いのです。妻は妊娠初期のころ、通勤や買い物に行くのがほんとに辛かったし、人に押されたりぶつかったりするのが怖かったそうです。
僕も今回初めて知りましたが、マタニティマークというのがあって、カバン等につけることがあります。
このマタニティマークのことをもっとたくさんの人に知ってもらい、そういう見た目ではわからない時期の妊婦さんがもっと遠慮せずにつけれたらいいのに、と思いました。
父親教室に行くと、お腹に7キロの重りを巻いて妊婦体験ができます。後期になるとこんな重いものを朝から晩まで身につけている妊婦さんはほんとうに大変です。できる限り労わって、無事に10か月を過ごせることを祈っています。
制作/茅ヶ崎バリアフリー基本構想推進協議会市民部会
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