茅ヶ崎小学校(共恵)のダンスクラブが国立代々木公園第二体育館(東京都渋谷区)で2日に行われた全日本小中学生ダンスコンクール(朝日新聞社主催)の小学生・学校参加の部で金賞に輝いた。2020年の創部で、こうしたコンクールに出場したのは今回が初めて。
同クラブは4年生から6年生19人が所属。今回はそのうち13人が出場した。コンクール出場に際し、付けたチーム名「C・A・N・B」。「Create A New Breeze」の頭文字を取ったもので、「新風を巻き起こせ」の意味。出場曲に選んだ、シンガー・ソングライターの優里さんの曲「うぉ」の歌詞にある「僕がなりたい僕になる」に「Can Be」をかけた。
8月に行われた予選の東日本大会で金賞を受賞し全国に駒を進めたが、講評で「後半にかけての盛り上がり不足」を指摘され、重点的に改良を重ねた同チーム。毎週土日の全体練習に加え、個人練習を積むことで自信を高め合ってきた。
本番前はリーダーの鈴木思茉(しま)さん(6年)が「普段の笑顔で、とにかく明るく元気で踊れば大丈夫」とチームメイトを鼓舞。出番は最後だったが、プレッシャーに負けずに全力で踊り切った。
前列4年生も奮闘
4年生の山田菜々美さん、平野夏帆さん、神山心葉(このは)さんの3人は注目が集まりやすい前列を担当し、笑顔を印象付けた。「練習よりも上手く踊ることができた」とセンターを務めた平野さん。神山さんは「コロナだったけど、練習ができて良かった」とし、山田さんは「表情、笑顔を意識して練習してきた。大会で一番の笑顔が出せた」と納得の表情を見せた。今村莉緒さん(5年)は「間違えたところを直して来年も臨みたい」と抱負を述べた。
20年に赴任後、同クラブを立ち上げた顧問の石井孝宏教諭(41)も喜びを口にする。前任の小学校では全国大会に導くも、金賞にあと一歩届かず、今回が自身7度目の挑戦だった。「やっと、という気持ち。学校、地域の皆さんに祝福されてうれしい」。今後は「メンバーを増やし、無敵になれるよう盛り上げたい」と意気込んだ。
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