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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2022.11.11

「彫刻家」として多彩な分野で活躍する
重岡 晋さん
松浪在住 33歳

  • 重岡 晋さん (写真1)

「芸術と社会の関わり深めたい」

 ○…手渡された名刺には「彫刻家」の文字。しかしその活動は、プロジェクションマッピングを使った空間演出からイベントの企画、企業との新商品開発まで実に幅広い。「身に付けるアート」をテーマに立ち上げたアクセサリーブランドでは、サザンCをモチーフとしたピアスが好評を博した。「社会のなかで芸術をどのように生かし、その優先度を上げられるか。試行錯誤の最中です」と笑顔を見せる。

 ○…「幼い頃から何かを作って誰かを喜ばせるのが好きだった」という。高校3年生の時に美大受験を決意し、1浪の末に東京芸術大学彫刻科へと進学。自らの表現を模索する中で指針となったのが、世界的彫刻家イサム・ノグチの「芸術は人類への贈り物」という言葉だった。「美の本質とは」「芸術が社会に果たす役割は何か」を自らに問い続け、その答えとして多彩な創作活動を続けている。

 ○…「自分に欠けていた社会感覚を身に付けたかった」と広告代理店でイベントディレクターとして活躍したことも。ただ物足りなさも感じていたという。そんな時知ったのが「経営の神様」松下幸之助が次代のリーダー養成のため茅ヶ崎に開いた松下政経塾。「社会の仕組みを形作る政治と経済の両方が学べる」と2017年に入塾。「多くの人を納得させるロジックが足りていないことを思い知らされた」と苦笑するが、研究テーマである「総合芸術国家」に向けた思索を深め、実践してきた。

 ○…11月26日(土)に同塾で行われる、SDGsをテーマにしたスピーチコンテストでは司会を務める。「中学生から社会人まで、年齢も所属も多彩なスピーカーの声を直接聞くことができる貴重な機会。ぜひ多くの人に足を運んでもらえたら」

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