茅ヶ崎・寒川 コラム
公開日:2026.07.17
学芸員のイチ推し! -連載 Vol.44-江戸時代の柳島は、入り江がある湊町だった!?
関東大震災で地形が変わるまで、江戸時代の柳島には、相模川の河川交通と江戸を結ぶ重要な湊がありました。茅ヶ崎市博物館では、その入り江に続いていた「古相模川(ふるさがみがわ)」を通して、ちがさきの歴史をたどる展示会「ちがさき今昔―古相模川編―」を、7月25日(土)から開催します。
この絵は、柳島村の名主もつとめた廻船問屋・藤間家(とうまけ)が持っていた観音丸と不動丸という2艘の四百石船です。藤間家は、米60tを一度に運ぶ輸送力を持つこの船で、幕府や領主に納める年貢米や、相模川で運ばれてきた材木、薪炭を江戸に運び、醤油や砂糖などの生活必需品を持ち帰って周辺地域を発展させました。そんな風土が、文化人としても多くの作品を残した13代目当主・藤間柳庵(とうまりゅうあん)を生み出します。
今回の展示では、縄文から近代までの古相模川流域の歴史を、5名の学芸員が各分野の知識を活かして紐解きます。
8月6日(木)には、国史跡指定から100年となる「旧相模川橋脚(きゅうさがみがわきょうきゃく)」に関連して液状化現象体験(申込不要)も実施いたします。絵や図、ワークシートを用いて、お子様にも楽しめるよう工夫を凝らしております。夏休みに、ぜひお楽しみください。
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