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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2023.08.04

学芸員のイチ推し!
-連載 Vol.11-

  • ホンドタヌキのはく製標本

  • 夏の企画展「てくてく探偵茅ヶ崎」展示室

茅ヶ崎に生息するほ乳類「ホンドタヌキ」

 ホンドタヌキは、森林や里山環境に生息しているほか、市街化が進んだ都市近郊域でもよく見られます。

 市街地では緑地などをねぐらとし、側溝を使って移動することもあります。雑食性で、小魚や鳥などの動物も、果実などの植物も食べます。また、生ゴミなど人為由来の物も食物として大きな割合を占めています。夜行性のため、深夜のまち中を歩いていると、走り去る姿を見かけることもあります。人の生活圏に近いため、交通事故にあってしまうことも。写真は赤羽根の道路で事故にあった個体をはく製標本にしたものです。

 今回ご紹介したタヌキのはく製は、博物館で開催中の夏の企画展「てくてく探偵茅ヶ崎」で展示しています。この企画展では、今年の4月に利用を開始したまち歩きアプリ「てくてく探偵茅ヶ崎」や博物館ポータルサイトと博物館の展示を連携させた企画です。展示室には、まち歩きコースで見ることができる生きものの標本などや、ポータルサイト上の3D機能を用いて公開している歴史・民俗資料を、関連する収蔵資料とともに展示しています。【会期】開催中〜9月10日(日)、入館無料。

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