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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2023.09.15

茅ヶ崎市倫理法人会の会長に就任した
森井 直実さん
松が丘在住 55歳

「自分らしく」活性化目指す

 ○…主に企業経営者が参加し、「倫理経営」の実践や地域貢献活動に取り組む茅ヶ崎市倫理法人会。その新会長にこのほど就任した。来年11月に創設30周年の節目を控えるなか、同会としては初の女性会長となる。「若手や女性の会員も増えているので楽しく、ワクワクできる雰囲気づくりをして活動をもっと活性化させたい」と意気込む。

 ○…鎌倉市出身。「手に職をつけたかった」と高校卒業後に職業訓練校でインテリアデザインを学び、寒川町の建設会社に就職した。「現場は職人さんの世界。『何しに来た』と怒鳴られることもしょっちゅうだった」。しかし持ち前の明るさを生かし、次第に信頼を獲得。「10時と3時の休憩には必ずお茶菓子を持っていったし、よく飲みにも行きました。プライドを傷つけないように伝え方も工夫して」と振り返る。その後、2級建築士の資格も取得するなど、活躍した。

 ○…27歳で結婚し一男一女をもうけると、子育てに専念。40代半ばで、義理の両親と夫が営む測量設計会社の経営に携わることになった。そこでかつての上司にあいさつに行ったところ、勧められたのが倫理法人会。「さまざまな経営者の話が聞けて勉強になったし、何よりも会の雰囲気が良かった」と2016年に入会した。「どんなに成功している人にも失敗の経験や弱さがあると知れて、自分自身も認められるようになった」

 ○…息抜きは4年前から始めたヒップホップダンス。「ダンスは自分を表現できる手段。ステージに立つ快感はやみつきになる」と笑う。もっとも普段の仕事と会長職との「両立」は至難の業。「まずは与えられた仕事をしっかり全うしたい。自分らしく倫理法人会と地域を元気にできたら」と力強く語った。

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