人生100年時代と言われるようになり、シニア世代に入ってからも健康に留意しながら日々を謳歌する人が増えている。9月16日に「敬老の日」を迎えるにあたり、茅ヶ崎市と寒川町の65歳以上の人口や将来人口展望、さまざまな高齢者向けのサービスや取り組みについてまとめた。
茅ヶ崎市
茅ヶ崎市の住民基本台帳に基づく人口は9月1日時点で24万7521人で、そのうち65歳以上が6万6278人だった。2014年の同日時点の65歳以上の人口は5万7496人で1万人近く増加していることがわかった。また、20年に市が国政調査を基に推計した65歳以上の将来人口は2035年で7万9175人、2045年は9万777人と、さらなる増加が見込まれる。
市はこれを踏まえ、充実したシニアライフを助けるため様々な取り組みを実施している。「高齢者のための優待サービス事業」では、協賛店舗で買い物等をすると割引等が受けられ、外出機会を創出し生きがいづくりを支援する。その他、介護予防に関する講演会や教室の案内、認知症施策、地域の相談窓口の機能強化などの取り組みを推進し、超高齢社会において地域で支え合い高齢者一人ひとりの充実した暮らしと共生社会の実現を目指す。
寒川町
寒川町住民基本台帳における町内人口は、8月31日時点で4万9038人となり、そのうち65歳以上の高齢者は1万3601人で約28%になる。第二次ベビーブーム世代の多くが45歳以上になっており、町では「高齢化は今後さらに進行する」と分析する。
これを踏まえ、高齢者向けのサービス等を記載した「65歳からのサポートブック」を発行。心身ともに健康で生き生きとした生活を送れるよう、介護予防に関する教室やボランティア団体などの紹介のほか、介護保険の案内、助成金、認知症支援、各種相談先などを紹介している。
また、町では2065年の将来人口の目標を4万2640人としており、達成に向けた取り組みの一つとして、9月21日(土)から10月20日(日)に、人口ビジョンや総合計画2040基本構想への町民からの意見を募るパブリックコメントを実施する。これらの資料は、町ホームページ「寒川町 総合計画」で検索できる。
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