日本サーフィン連盟の理事長に3月22日付けで就任した 寺尾 恵一さん 茅ヶ崎市緑が浜在住 60歳
「茅ヶ崎イズム」 全国に
○…国内最大のアマチュアサーフィン団体「(公社)日本サーフィン連盟」(=NSA)の理事長に就任した。同連盟には30年以上関わり、支部長や副理事長も務めており、7期を務めた前任から「自分のスタイルで」とバトンを渡された。「気負いはない。次世代の育成はもちろん、競技として認知してもらい、普及に努めたい」
○…茅ヶ崎市浜須賀で生まれ育った。高校1年でサーフィンの魅力に取りつかれ、登校前にも波を刻む生活。鶴嶺高校を経て、大学では建築を学び建築コンサルに。バブルもあり仕事は多忙を極めた。行政の顧客が多かったこともあり、「地元で働きたい」と茅ヶ崎市役所に入庁したのが27歳のとき。経験を生かし建築課や拠点整備課のほか、東京五輪時にはサーフィン競技のサービスマネージャーとして組織委員会に出向。建設部長を3年勤め、このほど定年退職した。「地元のために働けて幸せだった」
○…サーフィンを競技としてニュースに取り上げてもらえるように、より普及していくようにと、体育協会に所属するため茅ヶ崎サーフィン協会を中心になって立ち上げたのは2004年のこと。その甲斐あってか、オリンピアンや各方面で活躍する選手などを輩出してきた。そんな若いサーファーたちも、今も茅ヶ崎を拠点に活動し、意欲的に育成に関わる。「私たちが先輩方にしてきてもらったように、『子どもたちのために、次世代のために』と育成環境を整える『茅ヶ崎イズム』が脈々と受け継がれている」と目を細める。今後は全国を行脚する忙しい生活に。それでも「先輩方にならって、体が動く限りサーフィンは続けていく。選手が育つ環境づくり、茅ヶ崎イズムが全国で共鳴できれば成功できる」
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