第66回国民体育大会シンクロナイズドスイミング・デュエットで6位に入賞した 尾崎 穂野美さん 上平塚在住 17歳
「支え」あって続けられる
○…先月山口県で行われた国民体育大会シンクロナイズドスイミング・デュエットの部で、昨年から順位を1つ上げ、6位入賞を果たした。今大会で初めてペアを組んだ榎本彩香さん(県立神奈川総合高校3年)と練習に取り組んだのは、大会前のわずか1週間。「このペアでの出場は最初で最後。とにかく良い結果を残したかった」という思いを抱いて臨んだ大会だった。
○…小学3年生の時、4歳年上の姉の影響でシンクロを始めた。「お姉ちゃんが大好きで、何もかも真似したかった」と、はにかみながら話す。「自分を表現するのがとにかく好き。シンクロは表現方法がたくさんあるから楽しい」。練習を始めてわずか1年足らずでJOCジュニアオリンピックカップ等の大会に出場するまでに。気がつけば学校が終わるとほぼ毎日、練習場に直行するほど競技にのめり込んでいた。
○…毎朝4時に起き、藤沢にあるスイミングスクールへ。朝練をしてからの登校が、中学時代からのお決まりのライフスタイルだ。「お母さんは毎日送り迎えをしてくれる。周りの支えがあるからこそ好きなことが続けられる」と家族への感謝を口にする。リフレッシュ方法は、石鹸やボディクリームなどの香りもの。「京都に行った時にとても素敵な石鹸屋さんを見つけて」と競技中とは違った愛らしい笑顔を見せる。
○…『悪い成績が出ても、逆に良い成績が出ても次には全く関係ない』。励ましつつ、厳しく教育してくれるコーチの言葉が時に原動力となる。「鼻栓は命の次に大事。水が入った時の痛みは尋常じゃない」と、シンクロ選手ならではの話も披露してくれた。二宮高校の3年生。「今は進学に向け勉強中。スポーツに関することを学んで、これからシンクロを始める人たちのお手伝いができたら」と笑顔で語った。
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