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平塚・大磯・二宮・中井 コラム平塚(まち)の足跡

公開日:2012.10.04

平塚(まち)の足跡
〜町名探訪〜
第77回 「高根」

  • 岩戸分神社

 市内旭地区の旧村名。「高根」は高麗寺山腹の高地を占める地域に由来した名称で、「根」は「野」が転化したもの。



 戦国時代、小田原城を手中に収めた北条早雲は、上杉顕定に背いた長尾六郎為景に同心し、上杉氏のけん制目的で高麗山に砦を築いた。



 岩戸分(いわとわけ)神社周辺は、この高麗寺山城の跡と伝えられている。高根の鎮守である岩戸分神社(高根神社)には、力の神「手力男命(たじからおのみこと)」が祭られている。



 高根村出身の篤農家・木島才次郎(1872〜1933)は、ボルドー液による作物の消毒に成功したことで知られる。キュウリの栽培が盛んだった旭地区において、才次郎の研究はキュウリの病害予防に大きく貢献した。



【協力/平塚市史編さん担当、参考文献『平塚市郷土誌事典』、『旭村郷土誌稿』(澤野永太郎)】



■次回は老松町の予定

 

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