湘南ひらつか七福神会の会長に就任した 岩見 紀孝さん 夕陽ヶ丘在住 40歳
「人の繋がり、大切に」
○…2011年に市観光協会主管で立ち上がった「湘南ひらつか七福神めぐり」運営のため創設された、七福神会の2代目会長に就任。副会長を務めた実績を買われ、総会で任命された。夏が終われば、秋の七草や正月のイベントなど、七福神を巡るのにはいい季節。「ただお参りするだけじゃなく、季節感や風情を感じ、いつ来ても楽しんでもらえるものにしたい」と、抱負を語る。
○…平塚三嶋神社の禰宜と、六所神社の権禰宜を兼任している。同じく両神社兼任の宮司に代わり、三嶋神社の職務を任されている。25歳の時に仲間と神輿会を立ち上げるなど、地元への取り組みにも積極的だ。そのため顔が広く、副会長時代には仲間と共に「七福神コロッケ」や「七福神ラーメン」を開発している。「これまでの仲間に加え、七福神めぐりで新たな繋がりもできた。楽しみながら、この絆を大切にしたい」と笑顔を見せる。
○…生まれは大磯町。生まれてすぐ親と共に須賀に移り住み、三嶋神社で育った。子どもの頃から神社の仕事や祭り、神輿に触れて育ち、大学で神職の資格を取得。現在に至る。「昨年、第2子の長男が産まれてなかなか趣味の釣りと読書をする暇がない」と話すが、「大きくなったら神輿を担いで、いずれ自分の後を継いで神職に就いてくれたら嬉しいよね」と父親の顔をのぞかせる。
○…七福神めぐりは市外や県外から訪れる人が増え始め、今年からツアーも拡大した。今後は各寺社の行事との連携や会員店舗の七福神商品の開発など、いかに相乗効果を発揮するかが課題だ。「考えていることは色々あるけど、まずは繋がりを大切にして、前会長が築いた基盤をしっかり育てることが大事。地元の人にも外の人にも、七福神めぐりを通じて平塚の魅力を伝えたい」と、満面の笑みをこぼした。
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