湘南ベルマーレは、長期療養児の自立を支援する特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(北野華子代表)が運営する「TEAMMATES」事業に参画するとし、小学2年生の高田琥太郎君(8)の入団を発表した。14日、ShonanBMWスタジアム平塚で会見を開き、契約書へのサインなど入団手続きを行った。
ベルマーレに入団した琥太郎君は、血液のがんにあたる悪性リンパ腫で8カ月間の長期入院を経験。闘病生活中に、湘南ベルマーレフットサルクラブ所属で肺がんと闘う久光重貴選手による病院内でのフットサルイベントが縁で入団が実現した。
会見で湘南ベルマーレの水谷尚人社長は琥太郎君の入団は「即決だった」と言い、クラブ理念の「夢づくり、人づくり」を挙げ、「我々はクラブ存続の危機に地域の皆さんに支えられ、また歩かせてもらっています。ベルマーレだからこそ、琥太郎君の背中を押して支えていきたいと思った」と理由を説明した。監督や選手にも琥太郎君の入団は説明済みで、「選手も何か感じるものがあると思う」と期待を寄せた。
会見で背番号49のユニフォームに袖を通した琥太郎君は、「ユニフォーム姿はいけてると思う」と笑顔を見せ、「選手に会えるのが楽しみ。『こた』と呼んでください」と自己紹介した。今後は練習やミーティングに参加する予定だという。
ベルマーレが参画する「TEAMMATES」事業は、長期入院や治療、通院を必要とする子供の心理面や社会面の自立支援が目的で、男子プロバスケットボールクラブなどで実施。Jリーグクラブでは初となる。
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