総合体育館で7月29日に行われた県中学校柔道大会で、金目中学校柔道部女子(真田州二郎顧問)の5人が個人戦で優勝した。さらに団体戦では3連覇を成し遂げ、8月17日から兵庫県で行われる全国大会へ出場する。
40kg級の伊與田(いよだ)ねねさん(2年)は、大外刈りを武器に粘りでとった優勝。「うれしかった。初の全国で優勝できるように頑張りたい」と話した。
44kg級の上水緒久実(つぐみ)さん(2年)は、親や顧問に感謝を込めて挑んだ県大会。内股、大外刈りを武器に優勝した。全国でも「全力で戦う」と気合十分。
52kg級・青木心音さん(3年)は「県は通過点」ときっぱり。部長として部をまとめる一方、「最大の敵は自分」とストイックに取り組む。県2連覇の自信と内股を武器に「絶対日本一になります」と言い切った。
70kg級・竹下綾香さん(2年)は、昨年2位で涙をのんだ。この1年間、父親と強いメンタル作りに取り組み、相手がどれだけ強くても前に出る姿勢を崩さなかった。「全国優勝したい。自分は2年だから、来年のために雰囲気を味わってきます」と前を見据えた。
70kg超級で優勝した酒井類さん(3年)は「ギリギリ」。2連覇をかけた決勝の相手は同じ部の後輩の佐藤蓮さん(2年)。先輩が気迫で押し、勝敗は決したが、酒井さんは「佐藤は体格も良い、センスもある」と認める。佐藤さんがいるから「負けていられない」と、練習により身が入ったといい「オール一本で日本一に」と意気込んだ。
目標は「日本一」
3人制の団体戦には竹下、酒井、佐藤に橋本瑠音さん(3年)を加えた4人で挑んだ。県内敵無しの強さで他を圧倒し「負ける気がしなかったです」と声を揃えた4人。応援席で3連覇を見守った部長の青木さんは「決勝ラスト1秒で佐藤が大外刈りを決め、本当にすごいと思った」と振り返る。
団体戦は対戦校によって人選が変わるが、金目中に余念はない。橋本さんが「自分はポイントゲッター。弱い自分に負けないでオール一本を取りたい」と言えば、竹下さんも「流れを作るのが先鋒。一本取って勢いをつけたい」。酒井さんは「後ろに佐藤がいるけど、勝敗を後輩に押し付けるわけにはいかない」と責任を背負う。佐藤さんは「引き分けではなく一本を」と全国大会の目標を「日本一」と定めた。
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