平塚市内各地の水田で田植え作業がピークを迎えている。市の補助金制度を活用した「無人自動田植機」や有機米に特化した「アイガモロボ」など、県内初導入の機械によるスマート農業化が進んでいる。
GPSで正確に
無人自動田植機が湘南ライスセンター(株)(大島)で稼働し先月31日、メディアや農業関係者に田植えの様子が公開された。県内初導入。
同センターでは、1回に6畳分植えられる田植え機を3台所有。これに加え、今回8畳分植えられる無人田植機を導入した。同センターの片倉保代表取締役社長(67)は「無人田植機の導入で人件費も軽減できる。また一度セットした圃場はGPSに記録されているので、来年はもっと速く田植えできる」と話した。
有機米栽培後押し
金目地域で農業を営む菊池創太さん(37)が、水田の雑草の発生を抑える「アイガモロボ」(仮称)を県内初導入した。
アイガモロボは有機米デザイン(株)が、除草剤を使わずに抑草する有機米栽培の切り札として開発した農業用機械。水をかいて泳ぐアイガモの動きを模しており、自動航行しながら水田を濁し雑草の光合成を抑制する。
現在実証実験中で、菊池さんは「無農薬米への挑戦ハードルが下がる。負担軽減につながれば」と期待を寄せていた。
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