第74回全国高等学校陸上競技対校選手権大会南関東地区予選会が6月18日から21日まで等々力陸上競技場で行われ、女子ハンマー投に出場した箱井杏音さん(平塚学園高3年)が3位に入り、インターハイ出場を決めた。
記録を伸ばすため、春先から4回転フォームの練習を積んできた。前日の練習では「いい形でできていた」と自信を持って臨んだ今大会。ところが、いざ競技場に足を踏み入れると「今までに経験したことのないような緊張が襲ってきた」と周りの雰囲気にのまれてしまったという。
いざ本番。4回転で挑戦するもうまくいかず、次第に焦りが。インターハイに出場できるのは上位4人。4投目終了時点での順位は4位だった。3回転に変えて臨んだ5投目、井上行雄顧問のアドバイスもあり、自己ベストの44ⅿ87cmの好記録をたたき出し、見事3位に。インターハイへの切符を勝ち取った。箱井さんは「入部したときからの目標だったインターハイに出場できてうれしい」と喜びを話す。井上顧問も「10年連続のインターハイ出場を叶えてくれてうれしい」と笑顔をみせる。
周りに恩返し
現在は、7月28日(水)から福井県で始まるインターハイへ向け練習を積む。「井上先生からは『自分のためにやれ』と教わってきたけど、インターハイはこれまで支えてくれた先生、両親、部員に感謝の気持ちを込めてベストを尽くしたい」と恩返しを誓う。女子ハンマー投に出場する44人のうち決勝に残れるのは8人と狭き門だが、目標は「50ⅿ以上の記録を出して決勝に残ること」。高校卒業後は看護の専門学校への進学が決まっている箱井さん。最後の夏に闘志を燃やす。
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