日本郵便株式会社南関東支社(一木美穂支社長)は10月3日、マイナンバーカード電子証明書の発行・更新等の手続きを平塚西郵便局(南金目1259)で開始した。県内初の取り組みで、全国でも4例目。
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電子証明書は申請者が本人であることを信頼できる第三者(認証局)が電子的に証明するもの。書面取引での印鑑証明書にあたる。インターネット上での確定申告やワクチン接種証明書の発行、コンビニで住民票などを発行する際に必要で、有効期間は発行から5回目の誕生日まで。
これまで発行や更新は市役所本庁舎でのみ対応していた。申請場所を増やすことで窓口の混雑緩和を図るほか、岡崎や金目地区など市役所から離れた西側のエリアをカバーし、自宅近くでの手続きを可能にすることで市民の利便性向上につなげる。
更新者急増に備え
平塚市の9月18日時点のマイナンバーカード交付率は51・81%となっており、全国的にも取得が進んでいる。2019年以降、新型コロナに関わる特別定額給付金の申請などに伴いマイナンバーカードの申請が増加したため、24年夏ごろから電子証明書の更新期限を迎える人が急増する見込み。平塚市の24年度のマイナンバーカード更新件数は4万5222人を想定しており、事前に受け入れ環境を整えた形だ。
当日、同局を訪れたふじみ野在住の70代女性は、局員のサポートを受けながら電子証明書を更新。「近くで手続きできるのはありがたい」と話した。
研修として市役所の実機で更新手続きなどを行う様子を見学した同局の岩瀬健太郎局長は「窓口の混雑に驚いた。引き続き行政と連携を取り、行政窓口の負担減と、市民の方々の利便性向上に貢献できれば」と思いを語った。
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