東海大学ソーラーカーチームが8月10、11日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催された「ワールド・グリーン・チャレンジ」のワールド・ソーラーカー・ラリーで3度目の総合優勝を果たした。
全国の高校や大学、社会人のチームが参加した同大会。2日間で1周25Kmのコースを走り、総走行距離で順位を競った。同チームは2019年に開催された世界大会で準優勝したマシン「2019年型トウカイ・チャレンジャー」で挑んだ。
ソーラーカーを走らせる電力をまかなうため、車体に貼ったソーラーパネルは200枚に及ぶ。ドライバーのほか、電気系統のメンテナンス担当者などチーム一丸となってコースを駆け抜けた。
初日に電気系統のトラブルやタイヤのパンクに見舞われながらも、「事前に想定していた」と冷静に対処。天候やマシンの状況を見ながら最終的に875Kmを走り、2位と50Kmの差をつけての優勝だった。
プロジェクトリーダーの熊林楽さん(20)は「メンバー全員が自分の力を発揮できた」と話し、小平苑子さん(22)は「周囲の期待もある中、優勝できてホッとした」と笑顔を見せた。
同チームは世界大会に向けて新たな車体を設計開発中。優勝の経験を糧に11年以来3度目の世界一を目指す。
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