さと通信No.21 活動報告 葛川の治水に全力で取り組みます 神奈川県議会議員 吉川さとし
台風10号の影響で発生した線状降水帯により、8月30日に神奈川県内で河川氾濫・道路の冠水・土砂崩れなどの多くの被害が発生しました。大磯町では住家被害6件・土砂崩れ49件・道路陥没5件・護岸崩落2件、二宮町でも住家被害51件・土砂崩れ24件などの被害がありました。
特に二宮町の葛川中流部での溢水(いっすい)の被害は大きく、地元県議会議員としても重く受け止めています。県ではこれまで「神奈川県葛川水系河川整備計画」に沿って葛川と不動川の整備を進めてきました。河川整備は河口から順に進めることが原則であり、葛川は塩海橋まで、不動川は国府橋までの区間で整備が進んでいます。葛川ではJR橋梁の架け替えが難しいため、長年整備が進まない状況でした。今年3月の一般質問では、今後の進め方について県の考えを質し、まずは上流部分の河川改修を行うことにより流量の確保をするという答弁があり、まさに地元説明などに着手しようというタイミングでの豪雨災害でした。
二宮町議会では「葛川水系河川整備の早期実現を求める緊急意見書」を全会一致で議決し、9月17日に根岸議長と羽根副議長が橋本副知事に提出しました。私も近藤県議会副議長とともに同席し、葛川整備の推進を強くお願いしました。
今後は本会議や予算委員会などの場で、浚渫(しゅんせつ)による流量確保策や遊水地や雨水貯留施設などに雨水を流すことで河川の水位を下げるなど、あらゆる手段を検討するよう訴えてまいります。
吉川 諭
satoshi1982yoshikawa@gmail.com
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