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平塚・大磯・二宮・中井 教育

公開日:2025.10.10

瞳さんの生き方学んで
支援学校が絵本寄贈

  • 絵本を手渡す三輪先生と和田校長

 小田原支援学校がこのほど、同校生徒が作成した絵本『おひさまになったひとみちゃん〜「ニコニコおひさま」のおはなし〜』を二宮小学校(和田俊宏校長)に寄贈した。

 この本は、二宮町出身の秋澤瞳さんの人生をもとに作られた。秋澤さんは聴覚に障害がありながらも、努力して海外留学が決まった年に21歳で交通事故により亡くなった。

 同絵本は秋澤さんの前向きな生き方を多くの人に伝えるため作曲された『ニコニコおひさま』の歌詞から制作された。

 同校の知的障害教育部門高等部2年生の20人により半年ほどかけて制作。場面ごとに絵を描き、背景と人物を別々に描いてからコンピューターで合成するなど、構成や撮影、編集作業もすべて生徒たちが協力して行った。

 この日、同校の三輪和子支援連携部長から和田校長へ絵本が手渡され、三輪さんは「ひとみさんの前向きな生き方を多くの人に知ってほしい」と話した。

 生徒たちは、絵本とともに手紙や歌詞カード、DVD、道徳の指導案なども作成し、絵本とともに届けた。生徒らは直接本を届けた際に「素敵な本ですね」や「読んで感動しました」と声をかけられる場面もあり喜んだ。

 絵本は二宮町、大磯町の全小学校のほか、小田原市や足柄上下郡の小学校にも届けられ、道徳の授業などに活用されている。

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