平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記
公開日:2026.05.08
4月1日付で平塚市消防本部の第23代消防長に就任した 安居院 豊さん 平塚市中堂在住 57歳
現場目線をつらぬいて
○…約275人の消防職員を束ねる消防長に4月1日、就任した。幹部職員に向けた辞令交付では、「後任の育成を大切に、人づくりに励んでほしい」とリクエスト。「ハード面はこれまでの先輩たちが力を入れてきてくれた。あとはこの環境をどう生かしていくのか。頼もしいメンバーばかりなので、一緒になって人材を育てていきたい」と意気込む。
○…吉沢小、土沢中出身。消防の道に進むきっかけは、五領ヶ台高校卒業後、大学浪人中に見かけた消防職員の秋の採用募集の案内。進学せず19歳で入庁した。救助隊での経験が最も長く、隊員として13年、隊長として7年務めた。「今いる職員の中では一番出動回数が多いのでは」。経験があるからこそ、必要な機能を組み合わせてセミオーダーする消防車両の手配も担当してきた。消防長となった今でも「現場に出たくて仕方がない」と笑う。
○…消防人生のスタイルを形作ったのは、入庁から2、3年目で発生した、伊勢原との市境付近での単独横転事故。車ごと田んぼに転落した男性の救助だったが、男性は足が挟まりクレーンで吊るすにも身動きが取れない状況だった。自ら志願し、車内に入り男性を支える役を買って出ると、伊勢原の救助隊長から「活きがいいのが入ったね」と言ってもらったのが大きな励みになった。「当時も先輩ならどうするか、自分の能力なら何ができるかと考えて手を挙げた。人より成長したいと、背中から技術を盗もうという気概で、現場経験を重ねていった」
○…消防長室の扉は開けたまま。「組織の中の役割が変わっただけで、共に働いていくことには変わらない」ときっぱり。これからも現場目線を忘れずに、市民の暮らしを守っていく。
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