農の物流拠点 開設へ JA全農青果センターが平塚に
JA全農青果センター株式会社(本社・埼玉県)が、平塚市東八幡にある全国農業協同組合連合会(JA全農)の営農・技術センターの一部跡地に、全国からの生鮮野菜や果実、加工品を定温倉庫で鮮度管理し、量販店や生協などに流通させる大型低温物流センター『神奈川センター』を新設する。
同社は、JA全農が100%出資する子会社で、産地から卸売市場を経由しない”市場外流通”を担っている。現在、大和市や埼玉県戸田市、大阪府高槻市にセンターを構えている。
同社によると、老朽化している大和センターを閉鎖し、平塚に移転させる形で新設。新センターは開通を控える圏央道や東名高速道路のIC(インターチェンジ)が近く、北関東などへの販路拡大が見込まれることから、関東全域と静岡県を商圏とするという。
同社担当者は「県内については、地場産物を地元量販店に売り込んだり、店舗側から商品ニーズを寄せてもらったりと、生産者と店舗、双方の情報の橋渡し役も担いたい」とし、地産地消を通じた生産者の収益確保に期待が寄せられる。
新設されるセンターは2階建てで、敷地面積4万6200平方メートル、建築面積3万7136平方メートル。定温倉庫や包装加工施設が整備される。開設は来年2月を目途にしているという。
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3月29日