眺望も良く、里山歩き 中井町で自然観察会
中井町で12日、春の里山自然観察会が実施された。地元住民ら8名が参加し、のどかな里山風景が広がる境別所地区や渋沢丘陵、震生湖周辺を散策しながら木や草花などを観察した。ふれあいと交流の里づくり推進協議会文化推進部会が主催した。町教育委員会共催。
観察会では町民グループ「境が好き会」(相原晃一会長・会員約20名)の会員たちがガイドを務め、一行は境コミュニティセンターを出発。五輪塔や御嶽神社などの史跡を訪ねたり、戦国時代に弓矢の矢に使ったというヤダケ、畑や道端に生えているホトケノザ、フキノトウ、白い彼岸花の茎、ヤマモモの木などを観察したりした。
中井町と接する秦野市の渋沢丘陵にも足を伸ばし、丘陵地帯からは相模湾や三浦半島、江ノ島、秦野市街、雪が残る丹沢の山々の眺めを堪能。途中には河津桜や梅の花も咲いていた。また、秦野市の乳牛農家で飼育している南米原産のラクダ科の家畜アルパカも見学。白い毛の雄と、黒と茶色の雌の計4頭がおり、つぶらな瞳で人気を集めていた。
2時間半近い里山歩きを楽しんだ後は、野草の天ぷらと手打ち蕎麦が参加者にふるまわれた。
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