大磯町・二宮町 津波対策を強化 津波ハザードマップの見直しや訓練
未曽有の被害をもたらした東日本大震災。海岸地域では津波により壊滅的な被害を受けた。大磯町・二宮町も海岸に接しており、多くの住宅地が密集している。東北の災害発生を受け、大磯町や二宮町では津波への対策の見直しを進めている。
大磯町では、すでに自分たちが暮らす地域の海抜を知ることで高いところへの避難や避難経路に役立ててもらおうと海岸地区と花水川、不動川、葛川などの周辺地域の電柱30本に海抜表示板の設置が行われているが、今回の震災を機に海抜表示板の設置を増やし、さらに陸側にも設置する予定。また、過去に作成した防災マップに津波対策のための等高線などを盛り込んだ新しい防災マップの作成のほか、毎年行われている津波被害防止のための門の開閉訓練に海側に住む町民以外の町民も対象にした防災訓練を夏までに実施したいとしている。
二宮町では大震災後に津波ハザードマップの見直しをおこなった。今回の震災が想定外の大きな津波だったこともあり、今まで標高が10メートル以下の場所にあった押切会館を町指定の避難場所の指定から削除した。また、二宮町でも地震災害などを想定した訓練の強化と防災マップの見直しなどをおこなうとしている。両町の担当課では「災害に対する意識付けを強化していきたい」と話している。
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