百合が丘にユリの香り 1茎に約80輪開花も
二宮町百合が丘の久杉公園と百合が丘商店街で1本の茎に多数のユリの花が咲き、近所の人たちの間で話題となった。また、同商店街では10日から14日までユリ観賞会が開かれ、華麗な大輪と芳香が買い物客や散歩に訪れた人々の目と鼻を楽しませた。
百合が丘地区の峠公園や久杉公園、清水公園では、ユリの里づくりを進める地域の人や公園愛護会のボランティア住民が手入れを行ってきたユリが開花。同地区2丁目の久杉公園では1本の茎に80個以上の花をつけたユリが咲いた。百合が丘商店街前の植栽地でも同様のユリが1株咲き、「こんなにたくさんの花をつけたユリは珍しい」と話題になっている。
どちらのユリも茎が幅広く扁平しているのが特徴。「帯化」と呼ばれる現象で、栄養過剰が原因といわれるほか、遺伝子の変異や虫による被害で成長点が増殖することで多数の花をつけるともいう。
また、百合が丘商店街では10日から5日間、ユリの観賞会が行われた。地域住民が育てたカサブランカやソルボンヌ、コンカドールといった品種のユリ47鉢がアーケードの下にずらりと並び、芳香を漂わせた。ユリの普及に努める一色・百合が丘地区生涯学習推進委員会が主催した。
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