消防他各機関が合同訓練 多数傷病者対応訓練に約150名が参加
大磯町消防署ほか各関係機関は、多重衝突事故発生を想定した多数傷病者対応訓練を16日に大磯プリンスホテル第3駐車場でおこなった。この訓練は、多数の部隊が狭い地域に集結する中で各関係機関が密接な情報を共有し、2次災害を予防するとともに救助活動及び救急活動を的確・円滑に行える知識・技術の向上を図ることを目的に行われたもの。訓練には、大磯町・二宮町・平塚市消防、大磯警察、神奈川中央交通、東海大学大磯病院ほか計15の関係機関約150名が参加した。
訓練は、西湘バイパスで観光バスや車など計7台による玉突き事故が発生、多数の負傷者が出たことを想定して実施。会場にはバスや横転した車、フロント・後部が損傷した車などを用意。それぞれの車両に搭乗者役の人たちが乗り込んだ。消防に通報するところから訓練開始。救急車や消防車、警察が駆けつけ救助にあたった。乗客役の人たちは「早く助けてくれ」「胸を打った」など本番さながらの演技を披露、救助隊も真剣な表情で救出にあたっていた。また、別の場所では医療機関チームが「どこが痛いですか」「腕はあがりますか」など声を掛けながら救出された負傷者の手当てにあたっていた。大磯町消防本部の二宮栄治消防長は「大きな事故があったときは、各関係機関との横の連携が大事です。訓練を通して皆が学んでいければ」と話している。
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