里やま市で賑わい創出 中井町の商工農が連携し、毎月開催
直売所との相乗効果を狙う
町内外から大勢の人が集まるパークゴルフ場や里やま直売所がある中井中央公園を拠点に、地域の賑わいづくりを目指して中井町商工振興会（倉橋純二会長）が「里山なかい市」を２月５日（日）に開催する。商工農業者が連携し、毎月第１日曜日に開いていく。
里山なかい市は、まちの活性化を図ろうと同商工振興会が企画。昨年10月、井ノ口商栄会やしらさぎ商店会、町役場、足柄上商工会、専門家などとともに、委員18名で構成する地域活性化特別委員会を発足。11月までに４回の会合を開き、活性化の具体策について話し合った。中小企業診断士から、特産品や地域の特色を打ち出した朝市が近隣各地で賑わっている事例を聞き、「まずは出来ることからやってみよう」と市の開催を決めた。町もこれに協力し、中央公園を会場として提供。利用者が多いパークゴルフ場や土日に農産物の販売を行う里やま直売所と連動させて、集客の相乗効果を図る。
また、市を商工業者のＰＲの場、買い物客と出店者の交流の場として活用することも目指す。「ここで車や家を買ってもらうのは難しいが、人が集まる所にビジネス・チャンスはある。商売の原点である対面、人と人との交流を育んでいきたい」と、自動車販売・整備業を営む倉橋会長も地場野菜を使った豚汁を用意して出店するという。
第１回目の朝市には10社が出店する予定。里やま直売所の近くにテントを並べ、金子製麺所のラーメン（２００円〜）、石焼き芋、ぎょうたん（餃子スープ・３５０円）などの温かい食べ物を販売する。企業団地グリーンテクなかい内にあるチョコレート工場から仕入れたチップチョコレートの詰め放題（１回１００円）といったお楽しみセールもある。また、クリーニング店が無料シミ抜きを実演。時間は午前９時30分〜。品物がなくなり次第終了。小雨決行。
中井中央公園へは車で、二宮方面から県道秦野二宮線を東名秦野中井インター方向へ向かい、中井電話局前交差点を左折。井ノ口トンネルをくぐり、その先の才戸信号を左折。道なりに進み、もう一つのトンネルを抜けて中井中学校入口信号を右に曲がった先。
問い合わせは足柄上商工会事務局【電話】０４６５・８３・３２１１へ。
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