本格的な夏の訪れを告げる大磯の海水浴場開きが7月7日(日)に行われる。当日は、北浜海岸で海の安全を願う式典が催される。神奈川県が海水浴シーズンを前に実施した海水浴場の水質検査では、大磯海水浴場は「可・B」判定だった。
海開きは、日本で最初の海水浴場を設置した松本順の謝恩碑(照ヶ崎プール西側)で午前11時に黙祷を捧げ、海水浴場へ移って海の安全を祈願。その後は松本順が眠る妙大寺へ墓参りをする。雨天の場合は西湘バイパス橋脚下で開催。式典には誰でも参加できる。
大磯海水浴場の設置期間は9月1日(日)までで、開設時間は午前8時30分から午後5時まで。ビーチ内は原則禁煙で、設けられた喫煙場所以外での喫煙は禁止。
なお、家族連れに人気の町営照ヶ崎プールは7月13日(土)がプール開き。利用は午前9時から午後5時までで、利用料は大人400円、中学生以下の子どもは無料。開設は8月31日(土)まで。
また、大磯港の駐車場は今年4月から料金体系が変更され、現在は1時間300円、1日の上限1000円の時間制になっている。
水質「可・B」判定
県では毎年海水浴場の水質検査を実施しており、今年は27カ所が対象となった。5月7日から9日までの間で2日間、1日に2回の検査を行った。
検査では、ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)、透明度、腸管出血性大腸菌O157の有無を調査。大磯海水浴場は昨年の「適・A」から判定を一つ下げ「可・B」となった。
これはCOD数値が上昇したためだが、県によると「天候や水温、潮流によって左右されやすい数値で、水質の急激な悪化を示すものではない」と話している。
なお、水質調査にあわせて3年前から継続して放射性濃度も測定しており、27カ所全ての海水浴場で放射性物質(セシウム-134、セシウム-137)は検出されなかった。
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