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公開日:2014.10.17
秦野中井IC〜平塚市
バイパス整備に向け 始動
事業化促進協議会が設立
東名高速道路秦野中井インターチェンジ(IC)と平塚市を結ぶ「秦野中井インター・平塚アクセス道路」の早期実現に向け、中井町と平塚市が事業化促進協議会を設立した。
中井町から平塚市土屋橋交差点方面へ抜ける県道77号(平塚松田線)のバイパスとして、グリーンテクなかい入口交差点付近と土屋霊園入口付近の約1・7Kmを結ぶ計画。県道77号は急峻で道幅の狭い箇所が多く、風水害時の土砂崩れなども懸念されるため、町と平塚市、秦野市では2009年度から道路整備の必要性やルートについて検討会議を開いてきた。
バイパスの接続により、緊急交通路として県道77号の補完的な役割を担うほか、朝夕の渋滞が慢性化している県道62号(平塚秦野線)の交通量減少など、周辺幹線道路のボトルネック解消も期待される。協議会では、さがみロボット特区との連携による産業、雇用の創出で経済活動の振興にもつなげたい考えだ。
協議会は、会長の落合克宏平塚市長と副会長の尾上信一町長ほか、両自治体の議会議長、行政職員などで構成される。10月10日の設立総会で落合市長は「交通や災害時の対応が円滑に行われ、産業や経済活動の連携で地域の活性化にも大きく寄与するものと考えている」と話した。また、尾上町長は「平塚市へ抜ける幹線道路は、中井町にとって何としても必要となるもの。災害時の緊急避難道路や渋滞緩和の面でも大きな役割を果たすため、一刻も早く完成できるよう切に願いたい」と、早期実現に期待を寄せた。
協議会は11月20日、県に対し事業化に向けた要望書を提出する予定で、オブザーバーとして招く秦野市の行政職員を交えながら具体化に向けて調整を進める。
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