相模湾を臨みながらサイクリングやランニングが楽しめる自転車専用道路・太平洋岸自転車道。現在、西湘バイパスに沿って西側は不動川下流付近まで整備されているが、国土交通省の平成27年度予算の配分を受け、二宮町方面に向けた延伸整備に着手することが4月21日、大磯町から発表された。
”湘南発祥の地”を標榜する大磯町では、観光の核づくりの取組みとして「安全・快適に回遊できる自転車ネットワーク網の整備」を推進。平成27年3月には「自転車ネットワーク計画」を策定し、太平洋岸自転車道の延伸を同計画の主軸に位置づけて国や県に要望してきた。
大磯港を起点に、葛川流域にある大磯・二宮・中井町の広域的な自転車ネットワーク網の整備を目指すこの計画。ルートとしては、太平洋岸自転車道の西湘バイパス西湘二宮インター付近までの延伸に加え、中井町の厳島湿生公園までの自転車道ネットワーク化も検討案に挙げられている。
回遊ルート上にサイクルポート(自転車貸出拠点)などを整備し、コミュニティ・サイクル(利用者がどこでも貸出・返却ができる交通手段)やヘルスツーリズム(健康維持・増進につながる観光)等の事業を展開することなどが計画に盛り込まれている。
サイクルポートは、現在の町営照ヶ崎プール管理棟を改修して再利用。また、大磯プリンスホテルとも連携して保養地再生などに向けた事業を展開し、「日本一住みたい町」というイメージづくりへとつなげていく意向だ。
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