大磯町と平塚市などの中学生が加入する湘南アサヒベースボールクラブ（黒川誠代表監督）が、神奈川県中学生軟式野球クラブチームリーグ春季大会で優勝した。コールド勝ちや接戦となった試合もあり、15戦14勝１敗の堂々たる成績を収めた。

　同大会は２月28日から６月28日まで横浜スタジアムや平塚市内のＪＡ教育センターグラウンドなどを会場に開催。県内16チームが参加し、総当たりのリーグ戦を行った。

　湘南アサヒは川崎市の菅フェニックスに唯一の黒星を許したものの、４チームにコールド勝利したほか、６試合を１点差または２点差で制した。逆転サヨナラもあり、最終戦まで投手の粘り強さと野手の集中力を発揮。ともに14勝１敗の横須賀スターズと勝ち点数42で並んだ。当該チームの対戦を優先するルールによって、横須賀に２―０で勝利した湘南が優勝旗を手にした。

　今大会では15試合74得点、20失点。１試合平均の得点は４・９点、失点わずか１・３点だった。蛯原浩介キャプテン（大磯中学校３年）は「優勝することができたのは、４カ月間チーム全員が一丸となって戦えたからだと思う」と振り返った。「残りの大会もチーム一丸で戦っていきたい」と決意を新たにする。

　同クラブは今年３月、神奈川県代表として参加した第16回全国中学生軟式野球大会（公益社団法人少年軟式野球国際交流協会主催）で優勝。７月28日から米国セントルイスへ遠征し、現地で開催される世界大会に出場する。「世界大会でも優勝を持ち帰るつもりで頑張る」と意気込みを見せる。

　部員を募集中。見学と体験練習も随時受け付けている。詳細は同クラブのホームページ。【URL】http://sports.geocities.jp/shonan_abc/