小学校の始業前に学校施設などを利用して、児童たちに安全・安心な居場所を提供する「朝の子ども居場所づくり」モデル事業が1月12日から大磯町でスタートした。全国でも初となるこの試み。今年度の事業費32万8千円は神奈川県の補助金で賄われ、運営は社会福祉法人の委託により実施される。
同事業の実施場所は大磯小学校体育館1階の大磯学童保育所(運営/大磯町社会福祉協議会)と国府小学校に隣接する国府学童保育所(運営/社会福祉法人惠伸会)の2カ所。今年度は3月25日までの期間中、午前7時15分から8時15分まで会場が提供され、自主学習や交流活動・運動・外遊びなどが行われる。
参加対象は大磯町立小学校に在学中の1〜6年生児童で、1人300円の登録保険料は必要となるが、それ以外の利用料は無料。放課後子ども教室(毎週水曜日の放課後や夏休みに学校施設を活用し、遊びや学習が自由にできる教室)と学童保育の指導員が見守りスタッフを務めている。
今年度は昨年12月に応募受け付けが行われ、低学年を中心に大磯小学校7人・国府小学校9人の児童が登録。仕事を持つ保護者が、出勤前に児童を送り届けるケースが多いという。
町役場子育て支援課によると、「この事業を利用することで子どもに家の鍵を預けて戸締りを任せる心配が解消され、他学年の児童との交流も生まれる」と利用メリットを説明。登録は随時受け付けられ、4月以降も継続される予定。「全国初の試みにより、手探りの中でのスタートだが、4月に入学する児童と保護者も利用しやすいように工夫していきたい」と、同支援課では話している。
詳しくは【電話】0463・61・4100大磯町役場子育て支援課子育て支援係。
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