4月25日に大磯町立武道館の天井裏からアスベストを含有した耐火被覆材が見つかったことを受け、町は5月27日、空気中の石綿粉じん濃度に関する調査結果を発表した。規制基準を上回る粉じんは検出されなかった。
環境省のアスベストモニタリングマニュアルに基づき、5月20日に武道館内の5カ所と消防署2階事務室、消防署屋外の7地点で測定を行った。空気1リットル当たりに含まれる線維状物質の本数を示すf/L値は、2階事務室以外の6地点で検出下限値に満たない0・056未満だった。
2階事務室の測定値は0・11で2本の線維数が確認されたが、大気汚染防止法で定める、空気1リットル当たり10本以下という石綿粉じん濃度の規制基準を下回った。
町は今後、耐火被覆材の除去や封じ込め工事に向けた準備を進めていく。アスベストの検出を受け、武道館の使用は4月25日から停止している。
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