二宮町と長野県高山村の小学生による地域間交流事業が2日、梅沢海岸で行われた。地引網の体験などを通して親睦を深め、海で遊ぶ機会が少ない高山村の児童は、潮風を浴びながら夏の思い出づくりを満喫した。
海があるまちとの交流を希望していた高山村のために、二宮町が協力して2001年から始まった。村の小学3年生が地引網の体験学習を行うため、保護者らとともに毎年日帰りで二宮町を訪れている。
今年は85人が2台の観光バスで来町。黒岩悟副村長が村田邦子町長に名産のリンゴジュースと白ワインを手渡し、「これまで参加した村民は延べ1400人で、村の5人に1人が二宮町を訪れた計算になる。海がない高山にとっては貴重な事業です」と感謝した。
海岸に移動した参加者は、波打ち際で足を濡らしながら海遊びを満喫。地引網は不漁に終わったが、高山小学校3年の土屋孝太郎君(8)は「網を引くのは楽しかった。二宮の海はすごく綺麗」と喜び、二宮小学校5年の静琉之君(10)は「いつも遊んでいる海を気に入ってもらえて良かった。今度は吾妻山にも登ってほしい」と話していた。
8月6日と7日には、二宮町の親子ら47人が1泊2日で高山村を訪れ、信州高山まつりや笠岳登山、花火大会などの観光行事を楽しむ。参加予定の二宮小学校4年・松尾圭悟君(9)は「山でいろんな植物や虫を見つけたい」と訪問を心待ちにする。
11月に生涯学習センターラディアンで開催される湘南にのみやふるさとまつりでは、高山村のリンゴなどの特産品が販売される予定。
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