電子楽器「オンド・マルトノ」奏者の久保智美さんによるコンサートが、10月29日(土)に大磯町のチェチリア工房(大磯町国府新宿744の8)で開催される。
オンド・マルトノは、フランス人音楽家で電気技師のモーリス・マルトノが1920年代に開発した、世界で最も古い電子楽器の一つ。シンセサイザーや電子オルガンのルーツとされる。
演奏は鍵盤に加え、鍵盤手前の「リボン」と呼ばれるひもを操作して行う。共鳴弦や銅鑼の振動で音を発する複数のスピーカー装置を組み合わせることで、独特な音色が楽しめるという。
奏者の少なさから実際の演奏を見る機会は少ないが、オープン3周年を迎えたチェチリア工房の長岡和子さんが、オンド・マルトノの音色を楽しんでもらおうと久保さんを招いた。
久保さんは国立音楽大学を卒業後、渡仏先の音楽院でオンド・ マルトノの演奏技術を学んだ。帰国後は映画やテレビCMへの音楽提供をはじめ、作曲家の松本淳一さんとテルミン奏者のトリ音さんとのユニット「MATOKKU」として、矢野顕子さんのアルバム制作にも参加している。
コンサートでは「亡き王女のためのパヴァーヌ」「イパネマの娘」「主よ人の望みの喜びを」などを演奏する。「音だけでなく楽器自体も興味深いものなので、この機会に幅広い音楽を楽しんでほしい」と長岡さんは話している。
開場午後1時30分、開演2時。チケット2800円。問い合わせはチェチリア工房【電話】0463・71・7611。
本紙読者2組4人に招待券を進呈する。はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、〒254―0032平塚市八千代町1の23タウンニュース湘南支社「チェチリア工房」係まで。10月14(金)日締切。
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