高校生や芸大生、第一線で活躍する芸術家たちがリレー形式で作品を発表する展覧会が、大磯町のコミュニティスペース今古今(こんここん)で開催されている。
会期を5つに分けて開催中の展覧会は、大磯を拠点とする美術グループによる「今古今×象鯨 象鯨企画・絵画彫刻3ヶ月展」。同町在住の彫刻家・西村浩幸さんが高麗山のふもとに創設した象鯨美術学院と、その出身者でつくる象鯨会のメンバーが交替で作品を展示する。
1月11日から22日まで行われた第1期には西村さんをはじめ、文化財の保存修復にも携わる同学院講師の作家らが彫刻や油絵、日本画を出展した。西村さんは「表現方法はそれぞれ異なるが、デッサンや描写に制作の軸を置いた、アカデミックな集団のカラーが表れている」と話す。
25日から始まった第2期では、同学院で学ぶ高校生と受験生、学生講師を務める芸大・美大生10人の作品を紹介している。期間は2月12日(日)まで。学生によるライブ制作もあり、28日(土)に粘土を使った塑造、29日(日)は石膏と自画像デッサンの制作の様子を公開する。
今後のスケジュールは次のとおり。▽第3期=2月15日(水)〜24日(金)「はしもとみお×西村浩幸 絵と木彫展」▽第4期=3月1日(水)〜11日(土)「神野佳子・高橋香織・賀来栞 ドローイング展」▽第5期=3月15日(水)〜27日(月)「大曽根俊輔 乾漆の動物彫刻展」
観覧無料。開館時間は午前11時30分から午後9時まで(月曜日は午後3時)。火曜日、2月6日(月)、3月6日(月)休館。問い合わせは象鯨美術学院【電話】0463・61・9622。
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