大磯・二宮・中井版 掲載号:2017年2月3日号 エリアトップへ

ひじかたかんきつえん 県優良小規模企業者に 多品種栽培 加工品開発にも力

社会

掲載号:2017年2月3日号

  • LINE
  • hatena
直売所に並ぶ果実と土方さん
直売所に並ぶ果実と土方さん

 ものづくり産業の発展に貢献したとして、ミカン農家のひじかたかんきつえん=大磯町=が県優良小規模企業者表彰を受けた。実務経営を担う土方徹さん(43)は「担い手が減りつつある農業に、関心の目を向けてもらうきっかけになれば嬉しい」と話している。

 同園は大磯町虫窪の山あいに点在する約3ヘクタールの畑で、ミカンを中心に120種類を超える果実を栽培している。大磯町特産のブランドミカン「湘南の輝き」は、40アールを超える県内有数の栽培面積を誇るという。

 10月下旬から11月下旬の1カ月間はミカン狩り体験ができ、圏央道の開通により埼玉や東京方面からの観光客も増えた。地元の子どもたちが収穫体験に訪れることも多く、「当時幼稚園生だった子どもが、大きくなって遊びに来てくれたこともありました」と土方さん。

 虫窪の実家にあるミカン貯蔵庫を改装した直売所では、露地ミカンやポンカン、はるみ、デコポンなどの雑柑類、父の俊一さんが手がけるキウイフルーツなど、収穫時期ごとに様々な果実が並ぶ。母の代司子さんが以前から作っていたジャムを商品化しようと、5年前に菓子製造業の許可を取得。直売所をはじめ、JR大磯駅前の地場屋ほっこりや大磯市などで販売し、主力商品のみかんに負けない名物になった。

 先祖代々営農してきた家系がミカンの専業となったのは祖父の代からで、土方さんは大学卒業後に就農。サラリーマンとして働くことも考えたが、「どうせ週末は手伝いをやらされると思ったから、それなら若いうちから始めようと(事業承継を)決めました」

 周辺では高齢化により農地を手放す人もおり、後継者不足は深刻という。土方さんは「新規就農や農家を継ぐ選択をしてくれるような、ひきつける魅力がないといけない」と、多品種栽培や直売所の活用、加工品開発による6次産業への取り組みなど、消費者とのつながりを深める事業経営に活路を見出す。「安定した収入を得る難しさはありますが、おいしいと喜んでくれるお客さんの反応を見ることができるのが、この仕事の楽しいところです」

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

実父からの書簡を初公開

吉田茂没後54年

実父からの書簡を初公開 文化

旧邸と郷土資料館で企画展

10月22日号

役場庁舎の浸水防ぐ

中井町

役場庁舎の浸水防ぐ 社会

防災力強化へ止水板設置

10月22日号

10年後の二宮町へ提言

10年後の二宮町へ提言 文化

町民・中学生ワークショップ

10月15日号

名産復活めざし初収穫

二宮町

名産復活めざし初収穫 社会

若手町民らが落花生栽培

10月15日号

一般会計決算を不認定

二宮町議会

一般会計決算を不認定 政治

東大跡地活用など問題視

10月8日号

木谷陽晴(ひばる)君が王者に

二宮中1年

木谷陽晴(ひばる)君が王者に スポーツ

キック アマ34kg級

10月8日号

意見広告・議会報告政治の村

  • 日本を前に進める

    特別対談

    日本を前に進める

    河野太郎 前ワクチン接種担当・規制改革相×牧島かれん デジタル相

    10月15日号

あっとほーむデスク

  • 4月1日0:00更新

  • 3月11日0:00更新

  • 3月4日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年10月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook