二宮高校ソフトテニス部の秋本愛海さん(2年)と鈴木寧々さん(同)のペアが、6月に山梨県で開催される関東大会に出場する。「大舞台で自分のテニスをやりきる」ことを目標に掲げ、息の合ったプレーで試合に臨む。
迷い吹き切る攻めのプレー
秋本・鈴木ペアは4月に行われた西相地区予選会で女子個人の部ベスト16に入り、関東高等学校ソフトテニス大会神奈川県予選会を兼ねた県大会に進出した。
県大会は同月22日と23日、小田原テニスガーデンと等々力テニスコートを会場に開催。145組が出場し、熱戦を繰り広げた。
同ペアは法政女子に4対0、相模女子に4対1で勝利。ベスト16がかかる3回戦へ進んだ。相手は横浜市立南。以前にも対戦し、敗れたことがあるペアだった。
「緊張感があった」という前衛の鈴木さん。秋本さんは「前回は実力、戦略とも向こうが上だった。負けても悔いのない試合をしようと吹っ切ってプレーした」と振り返る。南ペアにミスが目立ち始めると、2人はチャンスを逃さず積極的に攻めのショット。4対1で雪辱を果たした。
相洋との4回戦は「攻めてもラリーでつないでくる。相手前衛の動きがよく、焦ってしまった」(秋本さん)。ベスト8は逃したものの、関東大会へ駒を進めた。
ミスを恐れずポイント狙う
「秋本選手の粘り強いラリーと鈴木選手の思い切りの良いプレーが光った。今までで一番のテニスを発揮し、勝ち上がることができた」。関東大会出場権を得た選手の多数を私立勢が占めるなか、顧問の今井祐太教諭は教え子の健闘をそう称える。
ソフトテニス部は創部4年目。インターハイとハイスクールジャパンカップ出場を目標に、部員7人が練習に励む。昨年度は全国高校総体県予選と県新人大会の団体戦で上位に入賞するなど活躍を見せている。
秋本さんは2年連続の関東大会出場。昨年は3回戦まで進出した。「今井先生の言葉を信じて、これまでの練習や試合でやってきたことをしっかりできれば(関東大会で)勝てると思う」と抱負を語る。鈴木さんは「自分のテニスに徹し、ミスを恐れずに攻めて2人で点を取りたい」と意気込む。
関東大会は山梨県甲府市で6月2日から4日にかけて行われる。
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