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二宮団地公社住宅 「DIY」ご自由に 家賃割安、原状回復も不要

社会

公開:2017年6月16日

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引き渡し前のワンルームタイプの住戸
引き渡し前のワンルームタイプの住戸

 神奈川県住宅供給公社は、二宮団地の公社賃貸住宅で入居者自ら内装工事を行うことができ、原状回復不要の「セルフリノベーション」制度を始めた。同公社が管理する県内の賃貸住宅では初の試みで、入居促進を図る。

 セルフリノベの方法は2通り。「おてがるリノベ」は間取り2DKの壁や天井を塗装したり、ふすまを撤去して和室をフローリングの部屋に変えたりすることができる。ワンルーム住戸の内装仕上げ、キッチンと洗面台の設置をする「しっかりリノベ」は、室内全体を自分好みに整えられる。

 共益費を除く月額家賃は棟と階数によって異なり、「おてがる〜」が3万円前後、「しっかり〜」は3万4700円から3万7400円。公社が全て修繕した通常の住戸に入居するのと比べ、それぞれ3200円、7100円安いという。

 入居まで工事期間に相当する分の家賃は免除され、退去時に元の状態に直す必要がないことが同制度の大きな特徴だ。12戸の指定住戸を対象に先月27日から受け付けを始めた。

 セルフリノベを広く紹介し、複数の拠点住居を持つライフスタイルや周囲の里山に親しめる団地暮らしの魅力を発信するため、同公社は民間企業などと連携。5月下旬の週末にリノベーション・ワークショップが開催された。親子連れと若い世代を中心に約10人が集まり、壁のペンキ塗りと床板張り、テーブル作りを体験した。

 二宮団地は開発から50年が経過。施設の老朽化や少子高齢化が進み、空き家も増えていることから公社は昨年4月、団地再編プロジェクトに着手。28棟856戸ある賃貸住戸を18棟580戸にコンパクト化し、住環境を向上させる。リノベ制度の導入は再編事業の一つで、新住民の流入による地域活性化も目指す。

 県西部団地創生推進室の鈴木伸一朗室長代理は「セルフリノベはDIYで行うほか施工業者に依頼することも可能。自分らしい住み方をしたい人にぜひ入居してほしい」と話している。

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