60歳以上のシニアが中心となり、スポーツと文化で交流を図る祭典「第30回全国健康福祉祭」(ねんりんピック秋田2017)のパークゴルフ競技に、中井町の夫妻2組が初出場する。神奈川県代表として高橋次男さん(76)とヒロ子さん(68)、渕脇三郎さん(68)と美知子さん(67)の4人が、仲睦まじく日頃のプレーで培った技で好スコアを目指す。
ねんりんピックは、国民の健康増進や生きがいづくりなどを目的に毎年開催。30回目の今年は9月9日から12日にかけて、秋田県の17市町村を会場にテニスやマラソン、水泳、将棋など26種目の大会が行われる。全国から選手と役員およそ1万人の参加を見込む。
高橋さんと渕脇さんは中井町パークゴルフ協会に所属。年明けに行われた県下13市町の協会による団体対抗戦で優勝を飾った。この時のチームメンバーだった8人の中から、協会長の推薦で高橋さんたち4人がねんりんピックの代表選手に選ばれた。
渕脇さんは仕事をリタイア後、本格的にパークゴルフを始めた。町内や近隣のパークゴルフ場で日々練習に励み、「団体戦や男女ペアマッチもあるけれど、個人プレーが基本。一人でも気軽にできるのがパークゴルフの良さ」と話す。低料金で1日ラウンドできるのも魅力という。高橋さんの妻ヒロ子さんは「1日1万歩は歩く。おかげで太る暇がありません」と笑顔を見せる。
ねんりんピックのパークゴルフ大会は、栗駒国定公園の雄大な自然に抱かれた東成瀬村で9月10日と11日に開催される。都道府県と政令指定都市の代表72チーム・288人が出場する予定。男女別の個人戦と団体戦を行い、団体戦の成績はチーム内上位3選手の合計スコアで決まる。
秋田県は両夫人の出身地で「北海道や東北地方のパークゴルフ場は長いホールがあり、周囲の景色の素晴らしさも楽しみ」という。31日の選手団結団式を控え、選手兼監督の高橋さんは「代表として出場するからには良い結果を出せるよう、精一杯頑張ります」と意気込む。
2021年度には神奈川県でねんりんピックが開催されることが決定しており、「これからも仲間と楽しみながらパークゴルフを続けていきたい」と、4人は4年後の代表出場を目標に据えている。
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