県立大磯高校が創立90周年を迎え、7日に小田原市民会館で記念式典が行われた。全校生徒をはじめ、PTA関係者、近隣高校の校長や同校の歴代校長、地元選出の県議会議員らが出席し、90年の歩みに思いをはせた。
遠藤誠校長は「美しい自然に囲まれた中で、多くの卒業生がこの学び舎から旅立った。90年を支えてくれた方々に、心から感謝したい」と謝辞を述べた。全教室にエアコンが設置されたことや、文化祭と体育祭の変遷、英語教育の充実に向けた取り組みなど、過去10年間の校史を回顧。主体的な学びを提供する学校教育への決意を新たにした。
生徒会長としてあいさつした根上心さん(2年)は「これからの大磯高校は真っ白なページで、どんな物語が生まれるのか分かりません。ならば私たちで、100周年、200周年に向けて物語を描いていこう」と力強く呼びかけた。
式典後の記念公演には、同校の卒業生でブラジル音楽ピアニストの今井亮太郎さんが登場。フルートやサックス、ギター、パーカッションなどのプレーヤーと、サンバやボサノバのレパートリーを披露した。後半は同校吹奏楽部もステージに上がり、今井さんが今回のためにアレンジした校歌などを演奏した。
今井さんは「大磯高校の前に広がる海と空が、君たちを見守っています。可能性を信じて頑張って」とエールを送った。
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