JR大磯駅周辺について、町民の半数近くが不便だと感じていることが、町のアンケート調査で明らかになった。今年10月、駅前広場利用者など1500人を対象に設問用紙を配布。632人(42・1%)から回答を得た。
大磯駅周辺の利便性については、「便利でない」「どちらかというと便利でない」という回答が48%に上り、「便利」「どちらかというと便利」は20%だった。希望する駅前のまちづくりについては、送迎車両の乗降場整備が最も多く、小売店舗の充実、雨よけ屋根の設置を求める声などが続いた。
安全面では、自動車や自転車の通行位置が不明瞭、一般車の駐停車に危険を感じるなど、交通安全対策の必要性を指摘する回答が目立った。狭小な駅前広場の利便性を確保するため、広場西側のロータリー(緑地)を縮小・撤去する考えについては、「やむを得ない」とする意見が67%を占めた。
町は駅前再整備に向けた13日の検討会議で、▽駅舎正面の歩道を広げて待ち合わせスペースを確保する▽歩道や横断歩道を設けることで歩行者の安全性を高める▽車道内に自転車通行帯表示を設ける▽景観に配慮して電柱地中化の協議を進める、などの整備方針を提示。そのうえで、3パターンの駅前広場計画案を公開した。
駅舎正面の横断歩道一帯を広場にして路線バス以外の東西通過をできないようにするなど、従来の動線を大きく変更するプランもあり、実現可能性や地域住民との合意形成などの課題を踏まえ、今後の協議によって最適な計画案をつめる。
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