大磯町虫窪に整備が進められていたリサイクルセンターの竣工式が3月26日に行われた。大磯町と二宮町から排出される容器包装プラスチックやペットボトルの圧縮梱包に加え、大磯町の可燃ごみ中継と廃棄物の選別保管施設を兼ねる。4月1日から稼働。
同センターは平塚・大磯・二宮のごみ処理広域化実施計画にもとづき整備が進められていた施設。敷地面積8006・53平方メートル、延床面積3609・32平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造の地下1階・地上3階建ての工場棟、鉄骨造・平屋建ての計量棟とコンテナ保管庫棟からなる。白と水色の外観は「大磯らしく、雲と海をイメージした」という。総事業費は約17億6000万円。
竣工式には1市2町の首長や議長、同センターの建設や運営に関わる企業、地元関係者ら約70人が出席。あいさつに立った中崎久雄町長は「3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進する持続可能な社会に向けて、平塚市、二宮町と連携してごみの減量化や資源化を進めていきたい」と話した。
ごみ処理と環境教育
リサイクル施設では、これまで平塚リサイクルプラザへ運んで処理していた、年間800トンにおよぶ大磯町と二宮町の容器包装プラスチックとペットボトルの圧縮梱包処理を行えるようになった。処理能力は1日6トン。また大磯町から出る可燃ごみを圧縮し収集車4〜5台分を1台分に積み替えて平塚市環境事業センターへ送る中継機能や、廃棄物を選別・保管して平塚のリサイクルプラザや粗大ごみ破砕処理施設、二宮のウッドチップセンターなどへ搬出する機能も備える。施設内には見学ホールや展示啓発室が設けられ、解説パネルやクイズなどを通じて環境学習にも活用できるようになっている。
同センターの整備は設計と施工、運営を一体にして民間へ委託するDBO方式を採用。エコセンター大磯株式会社が2038年までの20年間運営する。
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