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大磯町旧吉田茂邸 自民党から肖像画の寄贈 二階幹事長らが来訪

社会

公開:2018年4月6日

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肖像画の除幕を行う中崎町長(中央左)と二階幹事長(中央)ら
肖像画の除幕を行う中崎町長(中央左)と二階幹事長(中央)ら

 大磯町の旧吉田茂邸に、自由民主党が所蔵していた吉田茂元首相の肖像画と34点の写真資料が寄贈された。3月31日に寄贈式が催され、自民党から二階俊博幹事長らが来訪した。

 この肖像画は1978年に自民党が吉田氏生誕100周年の記念事業を行った際に制作され、その後は永田町の党本部倉庫に保管されていたもの。旧吉田邸が4月に公開から1周年を迎えることを記念して贈られた。

 肖像画はトレードマークの葉巻を手に椅子に座る吉田氏が描かれた油彩画。大きさは縦72・7cm、横60・6cmで、画家の松本弘一氏が描いた。また肖像画と合わせて、吉田氏の学生時代や首相として国内外の要人と撮影したもの、大磯で過ごした晩年の姿などの写真資料も寄贈された。

後世に偉業伝える

 寄贈式は旧吉田邸の応接間で行われ、自民党から二階幹事長や林幹雄幹事長代理、元宿仁事務総長らが来訪し、大磯町の中崎久雄町長や関威國町議会議長らが出迎えた。

 式典では寄贈品が紹介され、寄贈に至る経緯や吉田氏の孫にあたる麻生太郎副総理も寄贈を快諾したことなどが披露された。あいさつに立った二階幹事長は「大磯町にゆかりある吉田元首相の偉業を後世に語り継ぐ役割を、旧吉田邸を中心に皆さんで担って頂きたい」と述べ、中崎町長は「再建したとはいえ、9年前の火災で多くの貴重な資料や調度品が失われた。今回寄贈して頂いた品の歴史的価値を考えながら、効果的にお披露目していきたい」と話した。

 旧吉田邸は2009年に火災で焼失後、大磯町が基金を設けて寄付を呼びかけ再建、17年4月から一般公開を始めた。今年3月に入館者数10万人を達成している。

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